静岡市 インターナショナルスクールの誘致 高度外国人材確保へ

(2025年11月現在)静岡市では、子どもの教育の場の確保による子どもの学びの選択肢を広げるとと
もに高度外国人材の確保を目的の一つとして、インターナショナルスクールの誘致を目指すとしています。

静岡県果樹研究センター跡地(静岡県静岡市清水区駒越西二丁目2671番7 ほか31筆)において
インターナショナルスクールを設置し、地域社会との調和を図りつつ、質の高い国際教育を提供できる
事業者を募集するということです。(インターナショナルスクール設置・運用事業者募集要項youkou3.pdf)

本事業の経緯は令和5年11月に、静岡商工会議所から、主に外国人材の獲得のため、その家族、特
に、その子どもを受け入れる環境整備に向けた、インターナショナルスクール誘致に関する要望
を受けたことからその実現可能性について、産業界をはじめとした関係機関と検討するこ
となりました。


本事業の目的として“子どもの教育の場の確保による子どもの学びの選択肢を広げるとともに、高度外国人材の確保を目的として、インターナショナルスクールの誘致を目指して”(インターナショナルスクール設置・運用事業者募集要項)ということですが将来における就学児童及び学生数の減少予測を鑑みれば当事業目的の前半である学びの選択肢を広げるというのは説得力に十分な根拠を提示することは難しく、当事業目的の後半にある高度人材の確保というのが本事業の実質的な目的といえそうです。

実際に運営していけるほどの生徒数を確保できるのかは疑問が残りますが、静岡市としは高度人材の人的リソース確保に動いているといえます。
高度外国人材特に在留資格高度専門職1号(ロ)※を想定していると思われます。

高度専門・技術活動「高度専門職1号(ロ)」
本邦の公私の機関との契約に基づいて行う自然科学又は人文科学の分野に属する知識又は技術を要する業務に従事する活動

現在の政権下において『強い経済』を『責任ある積極財政』の国の指針のもと、静岡市行政においても今後ハード、ソフトインフラの両面において高度人材の確保のための動きは加速しそうです。